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マスクとニキビ

要旨(最後の結論を書いています)

  • マスクの素材にはこだわりましょう。(こすれても痛くないものを)
  • マスクの下は誰も見ていません。なるべく化粧はやめましょう。
  • マスクを外した後も保湿をしましょう。
  • 予防でダメなら皮膚科を受診しましょう。治療薬があります。

最近はこのコロナ禍で1日中マスクをするのが当たり前になりつつあります。それに伴いニキビで悩まれる方が増えています。なぜ増えているのでしょうか?それにはニキビがなぜできるかを知る必要があります。

ニキビはなぜできる?

ニキビは毛包内で起こる細菌性炎症です。これは毛包内に皮脂が分泌されるのですが、これを食べる細菌(アクネ杆菌など)が増殖し直接免疫反応を誘発するとともに、細菌が出すリパーゼによっても炎症が起こると考えられています。ではなぜできるのか原因を考えてみます。

正常毛包の構造
ニキビの病態

①皮脂の分泌が増えている。
脂腺は男性・女性ホルモンの影響を受けますので、思春期にニキビができるのはこのためです。また女性は生理前に女性ホルモンの血中濃度が上がるためニキビができやすくなります。

 毛包内の細菌が増殖する。
毛包内では無限に細菌が増殖しないように免疫機構が働いています。そのため体調不良など免疫が落ちている状態やステロイド薬など免疫を抑える薬を使用すると細菌が増殖しニキビが悪化します。

 毛孔(毛穴)がふさがっている。
通常、分泌された皮脂は毛孔から皮膚の表面に排出され、皮膚の保湿に役立っています。毛孔が角質の増殖などで塞がると分泌された皮脂が毛包内に溜まってしまうため、細菌が増殖しやすくなります。

の3つに大別できるかと思います。

ニキビの治療は?

先ほどの3つを抑えることが治療となっています。①では生理不順など女性ホルモン異常がある場合、正常化することでニキビが改善することがあります。ホルモン療法になるため皮膚科では特別な施設を除いて治療の対象になりません。したがって、皮膚科で行う治療は②に対する角栓を溶解させる薬剤と③に対する抗菌薬になります。実際に保険診療で用いられるニキビの治療薬は②か③に効く薬なのです。漢方薬はどこに効いているかが不明ですのでここでは扱いません。また、いわゆるビタミン剤も効果不明ですので当院では処方しておりません。

マスクでなぜニキビが?

蒸れることで細菌が増殖してニキビが悪化すると考える方が多いと思います。しかし細菌がいる毛包の深部は常に湿度が100%ですので関係なさそうです。ということで③に原因があると考えます。③を引き起こす原因として私は次の3つを考えています。

(1)こすれる刺激により角質が増殖し毛孔を塞ぐ。

(2)マスクを外した後乾燥するため、角質が増殖し毛孔を塞ぐ。

(3)上記で肥厚した角質がマスク着用で蒸れ、水分を含むことで膨張し毛孔を塞ぐ

というところです。

(1)、(2)は保湿剤でカバーすることで防ぐことが可能と考えます。そこで予防的に保湿剤外用を当院ではお勧めしています。保湿剤はなんでも構いません。(3)については角質を薄くするピーリング作用のある洗顔料・化粧品を使用するのがよいかと思います。ただし使いすぎると乾燥し肌荒れの原因となりますので、ニキビのあるところのみに使用するなど注意が必要です。またファンデーションなどの厚塗りは毛孔を塞ぐのでニキビを悪化させます。

まとめ

日常的なマスク着用が必要でなくなるのはまだまだ先のことになりそうです。そのため自衛していく必要があります。そこで以下を提案して締めくくりたいと思います。

・マスクの素材にはこだわりましょう。(こすれても痛くないものを)

・マスクの下はだれも見ていません。なるべく化粧をやめましょう。

・マスクを外した後も保湿しましょう。

・予防でダメなら皮膚科を受診しましょう。治療薬があります。

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